他部署と連携を図り、前例のないことに挑戦!
課題解決を楽しみながら成果を最大化していく

中途入社佐々木さん

2019年入社 マーケティング

上司のサポート下で自分なりのマーケティング業務を模索

佐々木さん

前職ではIT系の営業をしており、地方のお客様が多かったため出張や車移動が多く、かなりハードな日々を送っていました。会社の将来性や体力的にずっと続けていく不安があったことが転職のきっかけです。ソニービズネットワークス(以下、SBN)は、ソニーグループという企業としての持続性があること、またワークライフバランスを大切にできそうな社風に惹かれ、営業職として入社を決めました。

2019年1月に営業職として入社してからの数か月は、研修を兼ねた新規営業に従事。その後、同年4月に営業部からマーケティング部へ異動となりました。主に展示会の運営や、セミナーの企画・運営、サービスサイトへ掲載する「NURO Biz」の導入事例の制作管理などを担当しています。入社して間もない異動だったため、会社やサービスについて必死で勉強しました。そんななか、上司から「何か立ち行かない場合やトラブルが発生した時は対処するから」という言葉をもらい、それまでは不安でいっぱいでしたが、失敗を恐れずに挑戦してみようという前向きな気持ちになれましたね。

マーケティング施策は大きな予算を扱う局面が多く、周囲を巻き込みながらきちんと目に見える成果を上げていくことが求められます。また会社やサービスがよりよい変化を遂げていくために、各部門をサポートし、時にはけん引していくことも重要な業務の一つです。これまで自分が経験してきた「お客様の意思決定をサポートする」という側面の強い営業職とは違って、マーケティング部の業務は「自分が会社のために判断する」という局面が多く、はじめは戸惑いもありました。経験豊富なメンバーのなかで様々な業務について学ぶうちに、徐々に自分でも多くの業務や、それらに関わる判断を行っていけるようになりました。

佐々木さん

前例のない「オンライン商談型展示会」の実施へ

佐々木さん
佐々木さん

SBNは「NURO Biz」の認知拡大を目的に、国内最大級のIT系イベント「Interop Tokyo」へ毎年出展しています。異動して間もなく「Interop Tokyo 2019」の企画運営を担当しましたが、「会期中はブースに営業メンバーが立ち、来場されたお客様へ対面でサービスをご紹介する」という従来のフローで行われたため、滞りなく終えることができました。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、2021年の「Interop Tokyo 2021」は、新型コロナウイルスの感染症対策を講じた上で出展を行うことに。準備期間は半年ほどありましたが、コロナの感染状況も日々変化していくなかで「感染症対策」と「出展効果」のバランスを最大化しつつ、例年以上の成果を出すことが課題として挙げられていました。その課題をクリアするためにまず行ったのは、「展示会への来場人数がコロナの影響を受けた場合」と「そうでない場合」のKPIを定め、それぞれ達成できそうなブース構成を複数のパターンで検討することです。大きな争点は、出展効果を優先して「営業メンバーが現地でお客様へ直接アプローチする」というこれまで通りの手法をとるか、感染症対策を優先して「ブースに人間ではなくノートPCを配置し、展示会会場でオンライン商談を実施する」というこれまで経験がない、成功する保証もない手法をとるか、という点でした。これまでの業務とは違い、個人の経験や感覚で判断し切れる範囲ではないこと、判断を間違えてしまった場合の影響範囲が大きいため、上司や各部門とも度重なる検討を実施。その結果、「いま1番大切なのは、リスクなく展示会を終了することだ」と意見が一致し、かつてない「オンライン商談型」のブース構成で進める決心がつきました。

他部署との連携により、厳しい条件内で目標達成!

佐々木さん

オンライン商談型の展示会を実施する判断をしてから展示会当日まではあまり日がなく、社内各部署への協力要請に苦労しました。例年であれば展示会開催1か月前に営業部門へ接客サポートを依頼し、当日参加してもらう数名の予定を抑えるだけだったところ、今回は前例のないスタイルでの実施だったため、営業部長に相談して連携をとりながら丁寧に部署間の協力体制を構築。

また展示会会場とのオンライン商談を安定的に行うために、営業メンバーの待機場所には通信環境の整った本社オフィスを指定することにしました。
当時は感染予防対策の観点から全社的にテレワークを実施していたので、多くの営業メンバーを出社させるにあたってオフィスにおける感染対策(フィジカルディスタンスに配慮した会議室数の確保・除菌アイテムの手配など)を急遽総務部に依頼。また展示会当日、マーケティング部のメンバーは現地の運営に追われているため、オフィスに集結した営業メンバーをサポートする役割を営業戦略部に依頼をかけるなど、例年と比較してもかなり大規模な部署間連携を行いながら万全の体制を整えました。

会期中は来場者数が例年に比べて大幅に減少していることが目に見え、お客様の姿がぱったりと見えなくなるほど閑散としている時間帯もありました。そういった現地にいるメンバーが感じた焦りや驚きを社内チャットでリアルタイムに共有。それによって現地、オンライン商談要員としてオフィスに集まっているメンバー全員の気持ちが一つとなり、厳しい条件のなかでも目標を達成することができました。

佐々木さん

課題解決やサービス訴求を楽しめる環境づくりを

佐々木さん
佐々木さん

マーケティング部の業務は売り上げをつくる第一歩となるものが多く、その成果を最大化するには各部署との連携が欠かせないと思っています。そういった意味で、過去に経験のない「コロナ禍で展示会に出展する」ということは、各部署の協力がなければ実現できない大きなチャレンジでした。判断材料も時間もない状況で、自分一人では決めきれないことを周囲に相談できる土壌があり、臨機応変な対応を求めた時にすぐに応じてくれるメンバーがいるというのは、今回のような難しいプロジェクトを遂行するにあたって必要不可欠でした。今回の展示会はかつてない困難ではあったものの、課題解決が「楽しい」と思えた一つの貴重な経験でもあったと感じています。

近年は様々な企業と協力してセミナーを開催したり、親会社であるソニーネットワークコミュニケーションズと共に展示会へ出展したりと、一つの施策をとっても関わる範囲がどんどん大きくなっています。これからも人との関わりを大切にしながら、お客様へサービスの魅力を伝えられる環境をつくっていきたいです。

オンライン商談を主体とした「Interop Tokyo 2021」ブース。
新型コロナウイルス感染対策として現地メンバーは例年の半分に。

本社オフィスと展示会会場をつなぎ、営業によるオンライン商談。
(感染予防のため、会議室1室に付き1人の営業が待機)

※所属や社歴はインタビュー取材当時の内容です。